導入事例
津田塾大学

女性の高等教育をめざす私塾「女子英学塾」として、1900年に産声を上げ、2010年には創立110周年を迎える津田塾大学。高度な知識と心豊かな人間性を兼ね備え、自ら考える力を持つ女性を育成するという建学の理念を守りつつ、その時代の要請に応えられる女性を津田塾大学は社会に送り出してきました。
東京とは思えないほど豊かな緑に包まれた津田塾大学のキャンパスにお伺いし、Parallels Desktop 3.0 for Macを使った授業についてお伺いしました。
津田塾大学の概要
- 津田塾大学の概要からお話ください。
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青柳:本学は、英文学科、国際関係学科、数学科、情報科学科の4学科を擁する学芸学部1学部の単科大学です。少人数教育や自由度の高いカリキュラム編成を特徴とし、専門的な知識と幅広い教養のバランスがとれた教育を行うことを目的としています。
学科の他に、学科を横断するコースとして多文化・国際協力コースとメディアスタディーズ・コースがあります。メディアスタディーズ・コースは2006年度に新設した全学生対象のコースです。1・2年次は各学科で学び、3年次にコースに進学します。
最先端の技術と知識を持った情報科学のプロフェッショナルを育成
- 全学生対象のメディアスタディーズ・コースではどのようなことを学ぶのでしょうか?
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青柳:このコースでは、メディアの特徴を理解し、研究成果をWeb上で発信するなどの経験を通じて、メディアを介した世界との関わり方を実践的に学びます。
文系・理系両方の学科から進学した学生が、互いの専門を活かし、コラボレーションする場です。特徴的な科目として、メディアワークショップがあります。ワークショップでは、ドキュメンタリーなどの映像コンテンツやWebなどのデジタルコンテンツの共同制作を行います。
- 映像やコンテンツの制作を行っているということは、メディアスタディーズ・コースの授業で今春導入されたMacを使っていらっしゃるのでしょうか
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岸田:メディアスタディーズ・コースと情報科学科の一部のコースでMacを使っています。以前から教員や学生の一部にMacファンがおり、学内に数台のMacを設置していました。しかし今年度から本格的にメディアスタディーズ・コースのカリキュラムがスタートするのに伴い、そのための設備として今年の春にMac 専用の教室を2つ作り、そこに合計65台のiMacを導入したのです。
Paralells Desktop 3.0 for Macで実現したMac導入
- その時にParallels Desktop 3.0 for Macも一緒にご導入いただいたわけですね。
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岸田:そうです。Macを65台導入しましたが、やはりWindowsマシンに慣れている学生が多いため、Mac上でもWindows環境が使えるようにとParallels Desktop 3.0 for Macを導入することにしたわけです。
初めはBoot Campによるブート切り替えも考えたのですが、Boot CampはNetBootに対応していなかったのです。教育機関のようにコンピュータを共用で使う場合、再起動するだけでコンピュータを元の状態に復元できるNetBootは不可欠です。Parallels Desktop 3.0 for MacはNetBoot環境でも動作するということもあり採用しました。
青柳:それにブートを切り替えて使用すると素のWindowsになってしまい、管理上問題が生じてしまうということもありました。
- Boot Campも検討されたのですね。Parallels Desktop 3.0 for Macを導入されていかがですか?
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岸田:大きな問題もなく使えています。導入前にParallels Desktop for MacとBoot Campの比較検証を行いましたが、テストマシンの性能があまり良くなかったこともあり、Parallels Desktop for Macの動きが少し重い感じもしました。
しかし、実際に導入したiMacでは快適に動作しています。ゲストOSやその上で動くアプリケーションの起動についても特にストレスは感じません。 - 問題なくお使いいただいているということで安心しました。
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岸田:Parallels Desktop 3.0 for Macでは、本学の印刷認証機構をWindowsと揃えることができませんでした。それ以外の面では、コンピュータが異なっていてもほぼ同じ環境を提供できています。
Mac教室の場合、通常はMac OSしか使うことができないわけですが、Parallels Desktop 3.0 for MacによってMacとしてでもWindowsマシンとしても使うことができるのは、コストの面からみてもメリットがあると思います。 Intelプロセッサを搭載したMacとParallels Desktop 3.0 for Macがあったからこそ、今回の65台の導入が実現したのだと思います。
青柳:今まではWindowsだけの環境でしたので、Macを導入することで多数を占めるWindowsユーザに不便を感じさせず、 WindowsとMacを共存させることが課題でした。それを解決してくれたのがParallels Desktop 3.0 for Macです。もともとのWindows環境に、うまくMacを統合することができました。
Parallels Desktop 3.0 for Macを使った授業
- 津田塾大学は、早くからコンピュータ教育に取り組まれてきたと聞きました。青柳先生は情報科学科のご所属ということですが、情報科学科ではどのような授業を行っているのでしょうか?
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青柳:1965年にコンピュータ教育をスタートしていますので、既に40年以上の歴史があります。当初は数学科の中にコンピュータの科目があるだけでしたが、その後、社会のニーズに応えるために教育内容を充実させ、現在は、システム、ネットワーク、メディア、コミュニケーション、数理モデルの5分野を網羅した科目群、さらに英語教育、実践力を養うプロジェクト形式の科目など、専門性を高める授業を行っています。
その中で私はオブジェクト指向やアプリケーションデザインといった授業を担当しており、JavaやPrologを使ったプログラミングを教えています。 - Prologを授業に取り入れている学校は少ないのではないでしょうか。そのプログラミング授業をParallels Desktop 3.0 for Macの環境で行っているのですね。
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青柳:ええ、Prologはフリーのコンパイラを使っているのですが、Macの教室の場合ではParallels Desktop 3.0 for Mac上のWindows環境で授業を行います。
他にParallels Desktop 3.0 for Mac上でEclipseも使うことはありますが、かなり重いソフトなので普段はWindowsの教室で使うようにしています。 - 他にもMac上のWindowsを利用した授業は行っていらっしゃいますか?
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岸田:Parallels Desktop 3.0 for Mac上には、Microsoft Officeの他に、数式処理ソフトMathematica、Cygwin統合環境などWindowsマシンと同じソフトを用意しており、学生は自由に利用することができるようになっています。
青柳:Mac教室でゼミを行う時にはWindows上のウェブブラウザを使うこともあります。しかしMacでもWindowsでもどこでも同じように使える環境を用意するということが今回の導入の前提でしたので、特にParallels Desktop 3.0 for Mac上の環境でなくてはいけないという授業は基本的にはありません。そういった区別が無いということが重要で、特別な環境でしか使えないということはあまり好ましいとは思えません。
Parallels Desktop 3.0 for Macがあればコンピュータの選択肢が増えます。
- 学校では同じ環境を提供することが大切なのですね。
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青柳:教育という観点から考えると多様性があったほうが良いのですが、センターのような集合教室では限られたコンピュータ台数でサービスを提供しなくてはいけませんので、どのコンピュータでも同じ環境にすることが大事だと考えています。環境によって差が出てしまうと、その場所でしかできないことになってしまいますからね。
- それでは、いろいろなOSが使えるということは学生にとってはメリットがあるとお考えでしょうか?
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青柳:私は、具体的にカリキュラムに反映させているわけではありませんが、学生にはいろいろなOSを触ってほしいと思っています。たとえば、 Windowsだけを使っていると、「閉じる」ボタンは右上にあるものと思ってしまいますが、別に右でなくても良いわけですよね。いろいろなOSを使っていれば、ボタンの位置は恣意的なものだということがわかってきます。
岸田:実は、本学はWindows、Macを初めいろいろな種類のOSを使っているのです。たとえば情報科学科にはLinuxを題材として OSのインストールやネットワークの機能を学ぶカリキュラムもあります。そのために実機を用意するのは大変ですから仮想環境を作りその上で実習を行っています。その仮想環境はParallels Desktop 3.0 for Macを使って構築しているわけではありませんが、ノウハウがあれば今後はParallels Desktop 3.0 for Macで作ることも可能になりますね。
今後さらにParallels Desktop 3.0 for Macのパフォーマンスや使い勝手が向上すれば、複数のOSが使える環境が増えていく可能性はあると思いますよ。
- 学生にも多くの体験を与えることができるということですね。今後、教育機関においてMac上でWindowsを使うというニーズは増えていくと思いますか?
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岸田:運用・管理の負担軽減という観点からNetBootとMacを採用する学校は増えているようです。さらにParallels Desktop 3.0 for Macがあれば、ハードウェアがMacだろうがWindowsだろうが関係無くなり選択肢が増えるわけですから、今後Parallels Desktop 3.0 for Macを利用する学校は増えるかもしれませんね。
Parallels Desktop 3.0 for Macへの今後の期待
- 最後にParallels Desktop 3.0 for Macの今後への要望をお聞かせください。
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青柳:Windowsマシンはシンクライントシステムを導入しているため、Macの教室とは別の管理を行っています。つまり管理の手間が2重になっているわけです。でも多少の手間はかかりますが、それよりもMac上にWindowsの環境を作るほうが重要と考えたので、今回の導入に至ったわけです。今後管理の面での統合が進めばありがたいですね。
岸田:Parallels Desktop 3.0 for Macは、見た目もおしゃれな感じでいいですよね。ただ、学校の場合、自動アップデートは困るのです。たとえば学生がコンピュータを立ち上げた時に自動でアップデートされると、コンピュータによって環境が変わってしまうわけです。設備を管理するという観点では、65台すべての環境を同一にしなくてはいけないので、アップデートはユーザの選択にしてほしいと思います。






















